先鋭のハリウッドスター、イザベラ“イジー”パターソン(イモージェン・プーツ)は、ニューヨーク5番街にあるバーでインタビューを受けていた。コールガールをしていたこともあっけらかんと語る天真爛漫な彼女は、偶然に出会った演出家アーノルド(オーウェン・ウィルソン)から「君の将来のために三万ドルをプレゼントする」という奇妙な申し出をされ、人生が一変した日を振り返る……。
アーノルドからの突然のプレゼントをきっかけにコールガールを辞め、夢だったブロードウェイのオーディションにチャレンジすることを決意したイジー。張り切って会場へと向かったが、そこは偶然にもアーノルドが演出し、彼の妻で女優のデルタ(キャスリン・ハーン)が主演する舞台だった。さらにデルタに昔から好意を寄せている人気俳優セス(リス・エヴァンス)、イジーに一目惚れする唯一の常識人の脚本家ジョシュア(ウィル・フォーテ)、その恋人で“人の話を聞かない”セラピストのジェーン(ジェニファー・アニストン)らが加わり、ひょんなことから複雑に絡み合ってゆく男と女。はたしてアーノルドは無事にブロードウェイの舞台を成功させることができるのか……。