1969年5月1日テキサス州ヒューストン生まれ。高校時代から自主映画を作り、テキサス大学でオーウェン・ウィルソンと出会い、映画の共同制作を始める。96年「アンソニーのハッピー・モーテル」(未公開)で長編映画の監督デビューを果たす。続く「天才マックスの世界」(98/未公開)がインディペンデント・スピリット賞監督賞を受賞し高い評価を受ける。2001年の『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』では、米アカデミー賞®の脚本賞にノミネートされ、世界中で大ヒットとなる。『ライフ・アクアティック』(05)、『ダージリン急行』(07)に続き発表したストップ・アメーション『ファンタスティック Mr. Fox』(09)はアカデミー賞®長編アニメーション賞の候補になる。カンヌ国際映画祭オープニングに選ばれた『ムーンライズ・キングダム』(12)では再び米アカデミー賞®脚本賞にノミネートされる。14年の『グランド・ブダペスト・ホテル』は、ベルリン国際映画祭のオープニング作品として上映され、銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞。米アカデミー賞®にて9部門にノミネートされ4部門で受賞した。